お見合い結婚も いいものです

出会い~結婚:恋愛結婚3.4年 vs お見合い結婚6か月

最近になって「お見合い結婚」が見直されています。

なぜなのでしょうか?

7つの視点から、お見合い結婚の実態を探ってみました。

《 出会い~結婚 … 3.4年 vs 6か月 》

恋愛結婚の場合、出会いから結婚までの平均期間は3.4年(ゼクシィ 結婚トレンド調査2017調べ)。容姿や人柄にひかれて付き合い始め、仕事や年収、家族構成などを知り、将来設計をすり合わせて、結婚を決意するとなれば、確かにそれくらいの時間がかかりますね。

一方、結婚相談所を利用したお見合い結婚は、婚約まで6か月が一般的です。お互いのプロフィールを知ったうえでお見合いし、結婚に前向きなふたりが交際するのですから、早いのも納得です。

医学的に見ると、安全な初産のボーダーラインは35歳。もしあなたが20代後半~30代前半で、将来、子供を持ちたいと思っているなら「恋愛結婚 3.4年 - お見合い結婚 0.5年 = 2.9年」の差はとてつもなく大きいと言えます。

《 離婚する確率 … 3.5~4倍 》

恋愛結婚の離婚率は、お見合い結婚の3.5~4倍

離婚する確率を比べてみると、恋愛結婚のほうが3.5~4倍も高いと言われています(確たる統計データは見当たりません。過去の調査データが様々な形で受け継がれてきたものだと推測されます)。

お見合い結婚のほうが離婚しにくいのは、①「一緒に生活していく」という観点で相手を選ぶから、②どちらかといえば恋愛結婚に向かない「慎み深くて働き者」の男女が多いからでしょう。

お見合い結婚のルーツを探ると鎌倉時代(約800年前)までさかのぼります。それほど長い歴史に磨かれた結果、近代の仲人は男女の家柄、特に「生まれ育った環境」が近い男女を引き合わせたといいます。

確かに世帯年収が1500万円を超える家庭で育ったお嬢様と、夫婦共働きでぜいたくをしない家庭で育った青年とでは、価値観が大きく異なります。

2世代前(祖父母の時代)には、一度も会ったことがない男性のところに、女性が嫁いでくることもありました。それでも仲人が見立てた男女なら、双方が許容範囲に収まり、生涯添い遂げることができたといいます。おじいちゃん・おばあちゃんが「そうだった」という方もいらっしゃるでしょう。

結局のところ……恋愛と結婚は違う!んですね。

一緒に生活し、子供を育て、人生を楽しもうと思ったら、お見合い結婚のほうがうまくいく確率が高い――それが「先人たちの知恵」といえるのかもしれません。

※参考:恋愛結婚は戦後に増え始め、お見合い結婚の件数を上回ったのは約50年前

《 子供の数 … 1.43人 vs 1.94人 》

2017年の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産むと見込まれる子供の数)は1.43(人口動態統計調べ)――この数字と少子化を結び付けて報道されることが多いのですが……完結出生児数(夫婦の最終的な平均出生子供数)を見れば1.94(出生動向基本調査2015年調べ)という数字がはじき出されます。

つまり、結婚している方々にはおおむね2人の子供がいて、少子化の原因は「結婚しない人が増えていること」なのです。

同調査によると、子供がいない夫婦はわずかに6.2%。「結婚して家庭を築くこと=子供を育てること」と考えれば、お互いの素性を理解したうえでお見合いし、速やかに家庭を築ける「お見合い結婚」は、人生の時間を有効に活かせる合理的な方法といえそうです。

《 結婚してから”恋愛”を楽しめるのが お見合い結婚 》

お見合い結婚した方々にインタビューすると「結婚してから恋愛を楽しめる」と口をそろえます。

「この人となら一緒に暮らせそう」というところから始まって、ひとつ、またひとつと相手の良さを発見し、年を重ねるほど ラブラブ♡ になっていく。それがお見合い結婚の典型的なパターンです。

一方の恋愛結婚は「好き」という気持ちが最高潮に達してから結婚し、日常生活に入ります。その結果、気に入らない部分が見えてきて「ラブ度」が下がっていくことも……。恋愛結婚の離婚率が3.5~4倍高いのは、このあたりにも一因があるのでしょう。

結婚をゴールと考えるのか、結婚をスタートと考えるのか? 「結婚から始まるあなたのしあわせ」を大切にするなら、お見合い結婚もまたドラマチック! そのピークが結婚後に訪れるというだけです。

《 人気の条件 … 三高 vs 年齢 》

お見合い結婚にも、課題がないわけではありません。最も厚い壁は、自分が気に入ったお相手が「お見合いに応じてくれるかどうか」です。お見合いが成立しなければ、何も始めようがありません。

女性がお見合い相手に望むのは高学歴(大卒)・高収入(400~500万円以上)・高身長(170cm以上)。男性がお相手に望むのは容姿年齢(子供を産める若くて美しい方)。これらの条件がそろっていれば、いくらでもお見合いを組めますが、そんな方はせいぜい2割しかいらっしゃいません。

6割の方は、少し基準を広げてあげれば、お見合い相手に恵まれます。長寿番組『新婚さんいらっしゃい』を観ていると、「最初は 好みじゃなかった」というご夫婦がひんぱんに登場します。見た目にこだわり過ぎると、せっかくの出会いを逃しかねないということです。

残る2割の方は、お見合いを組むのがなかなか難しい。そんな場合は、お見合い活動をキッカケに転職して年収を上げるとか、スポーツジムに通って身体を絞るとか、料理の腕を上げる(主夫を望む女性もいます)とか……あなた自身の人生をスイッチしてみるのが有効かもしれませんね。

《 出産後も働きたい女性が8割 》

働く女性の54.5%が出産後の職場復帰を望んでいます。再就職(11.3%)やパート(18.6%)を含めると、実に8割以上の女性が「出産後も働きたい」と考えているのです(女性の働き方・働きがいに関する調査 オークローンマーケティング調べ)。

そうなると当然、家事や子育てを分担してくれたり、女性のキャリアアップを理解してくれたりするパートナーが求められますよね。

世帯年収別に「夫婦関係の満足状況」を調べた結果を見ても、400万円未満層から1000万円以上層まで「満足している」割合はほぼ一定(6割~7割)。

満足度を左右するのは「よく話す・感謝する・外食に出かける」といったコミュニケーションの量と質であって、年収と幸せが直結するわけではないことがわかります(夫婦関係調査2017 リクルートブライダル総研調べ)。

男性にだけ高収入を求めるのではなく、夫婦が協力しあってお互いにキャリアアップしながら子供を育てていけば、世帯年収800万円以上にも手が届きます。そのゆとりを活かして、定期的に旅行に出かけたり、食事に出かけたりして、人生を楽しむほうが はるかに幸せなのでは?

そう考えると、三高や容姿、年齢にこだわり過ぎず、お互いに尊重し合えるお相手を見つけるのが「お見合い結婚」で成功する秘訣といえそうです。

《 この人でいいの?… 迷う人 vs 迷わない人 》

この人でいいの?…迷う人 vs 迷わない人

お見合いなら、短期間にたくさんの人と出会うことができます。しかも結婚を前向きに考えている人とばかり……。

恋愛では到底不可能なことですね。

それゆえに「この人でいいの?」と迷ってしまう方がたくさんいらっしゃいます。人生を掛けた決断ともなれば、迷うのも致し方ありません。しかし、いつまでも悩み続けてしまう方は「自分の基準」が不明確なままになっているのでは?

たとえば、レストランに入ってメニューを見ているだけでは何も出てきません。先に「ナポリタン」と注文するからナポリタンが出てくるのであって……お見合い相手を探すときもこれと一緒です。

先に自分が望む「お相手像」をイメージしておかないと、膨大な数のお見合い写真に翻弄されて右往左往してしまいます。

お見合い後に「交際するかどうか」を決めるときも、「自分の基準」が明確なら迷うことがありません。では、どうしたら自分の基準を作れるのでしょうか?

オススメの方法は……「どんな一生を送りたいのか」を一度ふかんしてみて、夫婦関係・夜の生活・子供(家族)・健康・お金・仕事・趣味(遊び)に関する望みを書き出してみることです。

もちろん、すべての条件を満たすお相手はいませんから、優先順位を付けて、少なくとも上位3つをかなえられるような性質を持ったパートナーを探すと間違いがないでしょう。

お見合いや交際を重ねながら、こうした望みをアレンジしていけば、結婚してからも迷路に入り込まず、しあわせに暮らせます。年を重ねるごとに、パートナーへの感謝の気持ちも大きくなっていくでしょう。

ただし、あなたの望みを明確化する作業は、ついついおっくうに感じてしまうもの。そんなときこそ『結婚しあわせ相談所』のワークショップに取り組んで、自分自身のしあわせを今一度、見つめ直してみてください。

アウトプット(書く)すると不思議なほど頭の中がスッキリと整理され、将来を明るく見通せるようになるものです。何か目指すものがある人は、つまずいてもすぐに起き上がり、明るく元気で、病気をしにくく、老化もしません。そのエネルギーがまた、素敵な異性を引き寄せるのです。



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