レストラン編・第1話は、この質問からスタート
本当に、この人でいいの?――「結婚」を意識するほど大きくなる、こんな迷いに答えていく当シリーズ。その第一弾はレストラン編です。
まずは「こんな人だったら間違いがない!」という話から始めましょう。
Q:いま目の前にある一皿の料理に、いったい何人の人間がかかわっているのでしょうか?
ちょっと考えてみてください。
町の小さな食堂なら、おじちゃん・おばちゃん・アルバイトの3名?
レストランなら、キッチンスタッフ・サービス(ホール)スタッフ・洗い場さんなどを合わせて10名くらい?
いや、正解は「その10万倍!」
食材を納入してくれる卸業者、海外から食材を買い付ける商社や輸入業者、生産を担う農家や酪農家、さらに農業機械を作るメーカーやその原料を納入する鉄鋼業者、鉄鉱石を掘る鉱山労働者など……
レストランの店頭からでは見えない「つながり」を考え合わせていくと、1皿の料理におおむね100万人が関わっていることになります。
それを、たいした待ち時間もなく、時給程度の金額で食べられるんですから、いまの世の中の仕組みはすごいですね。
こんなお相手がいたら、宝くじに当たったようなもの
デートで食事に行ったら、お相手に同じ質問 ~「この一皿に何人が関わっているのか?」~ をしてみてください。
あなたが種明かしをしたときに、お相手が 感謝 の表情を浮かべながら、ありがたく食事をいただくようなら……結婚しても間違いはありません。こんな方と共に人生を歩めば、しあわせで楽しく、いつも喜びに包まれます。
加えて、感謝の言葉を素直に口にできるような人だったら、宝くじに当たったようなものです。
例えば、レストランでウエイトレスの名札をちらっと見て……「〇〇さん、ありがとう。おかげで今日は楽しく食事できます。それにしても、この料理は美味しいですね。食材への愛情が伝わってきます。シェフにもよろしくお伝えください」なんて言えたら最高ですね。
ウエイトレスさんはうれしくなって、サービスのレベルが自然と上がるでしょう。あなたたちの「感謝の言葉」が、彼女の才能を一段と引き出したわけです。その結果、あなたたちもいっそう楽しい時間を過ごせるに違いありません。
シェフにも感謝の言葉が伝わりますから、「わかってくれる人がいるんだ」とうれしくなって、「もっと美味しい料理を作ろう」というモチベーションが高まります。帰り際に手が空いていれば、誇らしげな笑顔でご挨拶に来てくださるかもしれませんね。
こうして、あなたたちが食事に行くほど素敵なレストランが増え、あなたたちにも多くの喜びが返ってくる。これほどワクワクすることはありませんよね?
私が出会ってきた一流人たちは、こんなふうにレストラン遊びを楽しんでいるんです。
成功し続ける人が忘れないのは〇〇の気持ち
長年にわたって、数多くの経営者に接してきた経験を振り返ると、成功し続けている人は「見えないもの」が見え、見えないものにも「感謝」しています。
大きなビジネスになるほど、膨大なつながりと多くの人が必要になります。こうした「縁」に感謝できる人ほど、ビジネスパートナーの才能を引き出し、より良い仕事を成し遂げられるのです。それに伴って、当然、経済的な見返りも大きくなります。
もし、こうした「人間としての器」がでかい人が、あなたの結婚披露宴でスピーチしてくれたら……あなた方やご両親、同僚や友人だけでなく、式場のスタッフ(料理を運んでくれるウエイターやウエイトレスなど)にまで、感謝の言葉をかけてくれるでしょう。
一般的な来賓には「見えているけど 見えていない」、でも披露宴にはなくてはならない「裏方のスタッフ」たちをねぎらってこそ、その場の空気がいっそう愛に包まれ、一生の思い出に残る宴になるのです。
もし「そんなお相手がいない」というなら、あなた自身が「見えないもの」に思いをめぐらせ、率先して「ありがとう」という人になってください。
そうしたら素晴らしい人が近づいてきて、結婚相手に困ることはなくなります。
まとめ……お相手選びのヒント:レストラン編その1
- 一皿の料理の背景には膨大な「縁」があります。
- そんな縁に気付き、感謝できる人なら、結婚しても間違いはありません。
- あなたが率先して感謝すれば、良縁に恵まれます。
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