一度、フランス料理を食べに行ってください
本当に、この人でいいの?――「結婚」を意識するほど大きくなる、こんな迷いに答えていくのが当シリーズ。
その第一弾 「レストラン編」の第2話は「フランス料理のすすめ」です。
日本人でフレンチレストランに行き慣れている人は、ごく少数でしょう。
でも、そこがいいのです。いつもとは違う不慣れな環境で、いかに楽しむことができるのか? ここが「結婚相手にふさわしいかどうか」を見極めるポイントになります。
特に見てほしいのは、スタッフの活かし方です。
ある程度、名前の通ったフランス料理レストランのサービススタッフは、普通のレストランのホール係よりもレベルが高く……接客でも「お客様を楽しませたい」と考えているものです。
そんなスタッフの意欲を活かすも殺すも、あなたたち次第。
特にホスト役(もてなす側)の男性がどのように振る舞うかで、楽しみの幅が大きく変わってきます。
「スタッフを笑顔にできる人」なら間違いなし!
デートに向けて、男性がフランス料理やワインの知識を学ぶのはいいことです。でも、その目的が「恥をかかないように」だと……食事の時間はそれほど楽しいものになりません。
むしろ、わからないことは専門家に聞く! プロを活かす!!
特に一流レストランのスタッフは「お客さまを楽しませたい」と思ってうずうずしているのですから、協力してもらったほうが、はるかに楽しい時間を過ごせるのです。
例えばプリフィックスコース(前菜やメイン、デザートを数種類の中から1品ずつ選ぶ方式。日本のフレンチレストランの定番メニュー)を注文するとしましょう。
メニューに詳細な説明が付いているケースはめったにないので、味や食べ応えは想像するしかありません。
こんなときにスタッフに声をかけ、「今日はお腹が減っているので、味わいがしっかりしていてボリューム感のあるものをいただきたいんですけど……この2つなら、どちらがおすすめですか?」などとアドバイスを求めるんです。
「それでしたら、こちらの料理をおすすめします。当店のスペシャリテ(名物料理)で、私も大好きなんです。食材もわざわざ……」などと説明してくれるでしょう。
あわせて「そのメイン料理に合う前菜は?」「その前菜に合うワインは?」などと、スタッフの知恵や経験を引き出していけば、とても楽しい時間を過ごせます。スタッフの方も大いにやりがいを感じて、笑顔で接してくれるでしょう。
料理やワインを運んできてくれたときに、おいしい食べ方や飲み方を教えてくれることも多いので、実践的な知識も身につきます。
お礼も忘れてはいけません。
「説明がわかりやすくて面白いですね。おかげで楽しくいただけます」とか「このお料理、おいしいですね。すすめてくださって、ありがとうございます」なんて言えたら……あなたたちのテーブルは、明るく楽しくハッピーな雰囲気に包まれているでしょう。
喜びを表現するから、喜びが返ってくるわけです。
反対に、自分で勉強してきた知識だけでがんばろうとすると、スタッフの意欲や知識、経験を活かせません。
知ったかぶりをして言うことを聞かないお客さんは、スタッフに最も嫌われます。「では、お好きにどうぞ」と、サービスのレベルも 食事の喜びも 限定的になってしまうことを覚悟してください。
どちらが得かは言うまでもないでしょう。
知らないことを恐れない人とは?
自分が「知らない」ことを恐れず、スタッフに素直に協力を求められる人は、劣等感がない人=自分の価値観に自信のある人=I am OK! な人でもあります。
こういう人は、他人に対しても You are OK! と接する=その人の「いいところ」が目につくので、嫌みがなく、愚痴や悪口を言いません。
もしあなたが「友人と遊んで 楽しかったこと」を話しても、素直に「よかったね」といってくれるでしょう。
逆に劣等感のある人は、あなたが自分以外の誰かと楽しく過ごしてきたことに、不安を覚えます。だから、「誰」と「どこ」で「何を」してきたのかを、しつこく聞いてきたり、あなたの携帯電話をこっそりチェックしたり。やがてあなたは「カゴの中の鳥」のように息苦しくなっていくのです。
だからこそ、声を大にして言いたいのは……
劣等感のない方=I am OK! な方
と結婚してくださいということ。そうすれば、ふたりの記念日はもちろん、朝のあいさつや夜のベッドの中でも「ありがとう」「うれしい」という言葉をひんぱんに聞け、ふたりのきずなはいっそう確かなものになっていくのです。
こんなお相手( I am OK! な方)となら……
「結婚すると自由がなくなる」
「束縛される」
「結婚は墓場」
などという言葉とも無縁。
むしろ、あなたの人生が2倍にも4倍にも豊かになっていくのです。
まとめ……結婚相手選びのヒント:レストラン編・その2
- プロの知恵や経験を引き出して、その場を楽しくできる人なら、結婚しても間違いはありません。
- 劣等感のない人=I am OK! な人と結婚すれば、自由で楽しい結婚生活を送れます。
- あなたにいいことがあったら、素直に「よかったね」と喜んでくれる人を選びましょう。
関連記事
レストラン編・その1《結婚 or not?》見えないものが見える人
レストラン編・その3《 結婚 or not?》〇〇でわかる夜の相性
コメントを残す